金巻 芳俊「創発エンティティ」

彫刻家 金巻 芳俊(かねまき よしとし)さんの個展「創発エンティティ」が渋谷パルコのPARCO MUSEUM TOKYO で開催されているので出かけてきました。
金巻さんは数年前から注目している木彫の彫刻家。近年では「タメンタヒ」「明鏡プリズム」など、たくさん顔がある女の子の彫刻が有名です。
実際見てみるととても木とは思えないほどリアル。肌のつや、なびくスカートのやわらかさ。彫刻刀の削り跡が見えているのに、顔はすべすべに、セーターはもこもこに。
造形的な迫力もありながら、その意図するところは人間とはなにか?という根源的な問いでもあり、多面的な表情を通じて人の内面の揺れ、多層性を表現しています。骨をかぶる青年の彫刻「空刻メメント・モリ4」(2021年)ではそのあたりの意図がわかりやすく表現されていますが、女の子の彫刻も本質は同じでしょう。

●金巻 芳俊「創発エンティティ」
会 期:2026年6月12日(金)〜6月29日(月)
時 間:11:00〜21:00
会 場:PARCO MUSEUM TOKYO(Shibuya PARCO 4F)

   https://art.parco.jp/museumtokyo/detail/?id=1922